7Days Giulietta

Alfa Romeo Giulietta
1ウイークモニターキャンペーン試乗記

ふと目にしたインタレストマッチ広告で『Alfa Romeo Giulietta 1ウイーク モニター キャンペーン』というのを知り、アルファロメオ公式サイトから申し込んでみた。
最初はゴールデンウィーク頃。
連絡もなくその日が過ぎ、まぁ落選したんだなーと思っていたら、3ヵ月くらい経ってから電話が鳴る。
『キャンペーンご応募ありがとうございました。その後ディーラーから連絡いってますか?』と。
3ヵ月も経ってからのフォローって遅すぎ!だし、ディーラーからの連絡だってない。
アルファの日本法人も、札幌のディーラーも全然ダメだなーって思いつつも、再応募が可能だと聞いたので、ちょうど車検に出しているであろうタイミングで直ぐさま再応募。
しかし当日(木曜日)になってもまた連絡がなかったので落選だと思っていたら、金曜日の夜に電話。
『当選しました!』

ってじゃねーよ!

もう落選したと思って週末の予定入れちゃったよ!
って感じだったんだけど、なんとか日曜日だけ時間作って軽くドライブした。

今風になったな!

それが最初に乗り込んだ瞬間の印象。
多分、経年でベタベタしてくることはないであろう内装部品、遊びやガタつきのないしっかりとした部品のかみ合い、首をかしげてしまうようなコストのかけ方のバラツキもなく、全体的に非常によく纏まっていると感じた。
乗り味もそう。
道路の継ぎ目、段差、ロードノイズに至るまで、車内にいると非常にマイルドで耳につかない音でしかなく、かと言ってグニュグニュロールするような足でもなく、しっかりとした粘り腰。アルファだからって不安にならなくても今はもう大丈夫なんだぜ!!と言わんばかりのアイドリングストップ。
そしてアルファTCT。
DCT系ミッション車に乗るのはこれが初めてだったけど、同じマニュアルミッション構造であるはずの(クラッチはシングルとツインで違うけど)セレスピードとは全く異なり、何も聞かされずに乗った人は、それがトルコンATであると疑わないだろうほどのスムースさ。セレのシティモードは使えたもんじゃないけど、アルファTCTはマニュアルシフト操作も、シフト操作時にアクセルを抜くことも全く不要。
低速時のステアリングも非常に軽く、最大舵角も十分なので取り回しも楽。
乱暴な言い方かもしれないけど、それら全てから『真っ当な優等生』と感じた。
現在の愛車147GTAを『なぜか憎めない劣等生』と例えるならば、ジュリエッタ・コンペティツィオーネは『非の打ち所がない個性的な顔立ちの真面目な優等生』といったところか。乗り始めからしばらくは147GTAにはない安心感に包まれて、その心地良さを満喫した。

多くの人が抱くであろう『アルファらしさ』はない?

ないと思います。
アルファD.N.Aシステムの『D(ダイナミック)』はビックリするほど豹変するけど、じゃじゃ馬GTAに乗り慣れているせいか、まだまだパワーはほしい感じ。
その辺はクアドリが叶えてくれるのかもしれないけど、乗ってないので何とも。
ただ、Dモード時のステアリングはGTA以上にズシッと重くなりました。
重くなり過ぎて左折がキツイキツイw

とは言え、なるほどと納得はした。
 
GTAは楽しいんです。
けれども、通勤のときや、コンビニの駐車場でも楽しいか?と問われればそうではありません。
切れない舵角も、持て余すパワーも、マニュアル感満点のセレも、時と場合によっては楽しさの要因となり、苦痛の要因にもなります。
近所のコンビニに行くのに、わざわざGTAに火を入れるのは躊躇います。
正直、週末の郊外ドライブ用の車であって、普段使いの車とは感じられません(使ってますけどね!)。
よく壊れるし…
しかし、ジュリエッタはその双方の顔を持っているのかな、と。
そう納得しました。
 
でも、でも、エクステリアデザインは好きになれない。
買う買わないの判断材料としては、結局はそこに尽きるのかなー