kaleidoscope world ver.3.0.4

#07: パンチとキッスの代わりは右手でOK!?
   -punch and kisses-

 kaleidoscope corporation 1990


あの期を逃していたら赤の他人疑い無し
例え抱き合ったとしたら自己嫌悪間違い無し
そんな"another world"でも僕は後悔しないと思う
でも今の僕から見れば唯々不幸としか見えない
逢う前より摂氏2度低い、なのに帰り道寒くない
君のキッスのお陰かな? 僕が幸せのお陰かな? WOW WOW!

どうにかなるさ! 生きていれば、たとえそこに壁があろうとも
いつか風が倒してゆくさ、いつか洪水に押し流されるさ
蜘蛛の糸程度でも信じられる部分さえあれば WOW WOW!

君への言葉を探す僕の32bitも"ERROR!"
中がマイナスの√ 足下から凍えそう
打算なんか蚊帳の外、今メモリーを走査中
道の真ん中で二人だけ color field

脳味噌とっくにお手上げ、お笑いさ Hey! Worry
行動は容易く、ただかけがえのない物失いがたく
それが本物かどうか、火曜日からの幻想世界
紛れ込んだ無重力世界さ

いかがわしい僕の感情、当人にもミエミエ、片腹痛く自分自身蔑む
目を合わせる君の刹那の慈悲、自分をまやかす僕の刹那の毒
蜘蛛の糸程度でも信じられる部分さえあれば WOW WOW!

君への言葉を探す僕の32bitも"ERROR!"
中がマイナスの√ 足下から凍えそう
打算なんか蚊帳の外、今メモリーを走査中
道の真ん中で二人だけ color 邪魔者約1名

パンチの代わりに握手、キッスの代わりに手を振る
右手三役、火傷しそう
一瞬の瞬きが命取り、それが君の切り札
六度目のJokerは見たくない、僕の32bitも
"Answer not found!"
役立たずニューロン・・・


●song written arranged and performed by kaleidoscope corporation




linernotes of kaleido 2003



ちょっと変なポップ曲。
この楽曲は、作曲をし始めた頃に作ったもので、その時点で一度形にしたものだが、それを1994年頃にリアレンジしたもの。
サビが結構しっかりとしたキャッチなメロディーなのでハッピーソングっぽく思われるのだが、実は詞の内容は至って不幸。
『素敵な彼女が出来てハッピーなつもり。どこか疑わしい事が何回かあったのだけど、半ば逃避気味に信じている、そんな状況。
でも、偶然浮気現場に出会ってしまう。
いや、それは浮気ではなく二股だった。
いや、それは二股ですらなく自分が遊ばれていただけだった事を知る。
そんな情けない状況だった事を知り、相手の男を殴ることも出来ずに友達として彼女に彼氏を紹介されて相手の男と握手して、彼らに手を振って見送った自分。』
そんなヘビーなシチュエーションを歌っているのだ。
う〜ん、ミスマッチ。
まぁしかし、もう笑うしかない、という心境を表しているという意味でとらえれば、ミスマッチではないとも言えるかも。
ちなみに、この曲のコーラスアレンジは、前バージョン制作時に一緒にやった友人によるモノを踏襲している。