2003/11/17....【久しぶり】

ちょっと前の話しだが、僕のPowerBookG4、とうとう完全なる型落ちとあいなってしまった。新型PowerBookG4が出てしまったのだ。とは言え、大きなエクステリアデザインの変更はなく、また内部的な刷新も順当な変更で、自分のPowerBookG4が『時代遅れ~』なショックは少ない。それは、嬉しくもあり、また斬新なPowerBookを見たかったという面で残念でもあった。以上。

ところで、最近、仕事上で一眼デジカメをよく使用する。そして痛烈に思う事。
『とても楽ちん♪』
小さいLCDで詳細なピントの確認は出来ないが、大まかな露出の確認が出来る事は非常に良い。しかも、明らかに失敗であったら、その場で消去してしまえる気軽さ。撮った後の現像出しの手間がなく、スキャンの手間もない。もう楽が過ぎて申し訳なくなる程。
この変化、レコードからCDへの移行時、カセットテープからMDへの移行時に感じたモノとかなり類似している。特にレコード→CD的だ。というのも、レコード盤を拭き、針を落とす、ある種儀式的な手順が必要だったレコードから、その儀式的要素を全く排除したCD。同様に、フィルムをセットして、空撮りして、という儀式的要素が全く必要のない一眼デジカメ。使い勝手が良くなった分、どこか気合いというか緊張感に欠ける感じは、適当な写真を撮る際には良いが、イイ写真を撮ろうという時には、何故か物足りなさが付きまとう。それは、新しい環境に適応していない事からの僕の精神的な反発なのかどうかはわからないが…。

2003/9/17....【演出過剰】

近年の民放のスポーツ中継って、どう思うだろうか。
開始前の過剰なキャッチコピーと共においしいトコだけで作られた選手情報、開始後の過剰な形容詞を羅列して解説者のウンチクをモノの見事に打ち消す五月蠅いだけで自分が主役と勘違いしているんじゃないの?とさえ思える実況アナウンス、選手に対しての過剰な期待、すべての要素から『過剰』を感じ、非常に見るに耐えない。
その点、NHKはトラディショナルを通し、落ち着いて見るべき時は落ち着いて、それでいて集中して見ることができ、興奮するシーンにおいても、実況が盛り上がりを程良く後押してくれるというように、全ての要素に『適切』を感じられる。
近年感じられるこの演出過剰ぶりは、何もスポーツ番組に限ったことではなく、音楽業界や映画業界、そして政界においてまで多岐に渡っている。そして、それら全てが、自らの演出過剰によって業界を冷え込ませているように思う。演出とは、ある一面だけを注視すると『ハッタリ』と同様なのだ。その『ハッタリ』も、一度や二度なら効力あるだろうが、それが見る側に『ハッタリ』だと認識されてしまった瞬間に効力は失効する。
それが繰り返されれば、その発信者は『狼少年』だ。
誰もが発信者の言う事を信じず、白けるばかり。
過剰演出をする者は、その自らの行為によって滅んでいく。
そんな現象が、現在のこの社会に起きているのではないだろうか。

2003/9/14....【どう転ぶ?】

かなり多忙な時期に入り、更新が滞っています。

現在(9/14)、自民党総裁選まで一週間を切り、より緊迫した状況になってきている。報道を見ていると、反小泉キャンペーン的な偏った特集があったりと、裏側のドス黒さを感じずにはいられない。現状では小泉有利な情勢となっているが、どう転んだとしても、その転び方でストーリーを作ったブレーンの思惑が計れるだろう事を考えると、投票には無関係な一市民的には興味深いところだ。誰が勝っても変わり映えはしないだろうが、少なくとも亀井静香にだけは勝ってほしくないなぁ。江藤大嫌いだし、旧態依然の方向へ逆戻りしそうだし。僕個人的には小泉支持かな。

2003/8/15....【タスカンは無罪】

先日の「西部警察」ロケ中の事故について。
事故を起こした車である「TVRタスカン・スピード6」だが、報道では「非常に運転の難しい車」として盛んに語られている。
ライトウェイト・ハイパワーFR車という事から、駆動輪に駆動力に見合う十分な荷重が掛かりづらく、少しでもラフなアクセルワークをすると簡単にリアタイヤがホイールスピンしてしまう事は想像するに易い、そんな車なのは確かだ。
とは言え、その類の車は珍しい訳ではない。
では、そういう車は危険かというと、そうとは言えないのだ。
ライトウェイト・ハイパワーFR車であろうと、その車を運転する技量があれば安全の車だし、逆に運転技量のない人が運転するとヴィッツでさえ危険な車となる。 要するに、車が求める運転能力に運転者の能力が勝っているか劣っているか次第で、安全な車にも危険な車にもなり得るという事だ。
そういう観点から今回の事故の映像を見ると、完全に運転者の能力不足。
スカイラインに接触する前なら確実に、接触後にでも急ブレーキ踏めば、少なくとも観客に突っ込むことはなかったはずだが、接触してしまったショックからか、その惰性のままに観客に突っ込んでしまったのはお粗末に過ぎる。
5人の重軽傷者の内の重傷者とされる方は、悪ければ両足が使い物にならなくなるであろう事を考えると、運転者が業務上過失致傷に問われるのは当然だろうし、そんなお粗末な運転しかできない者を運転させた石原プロモーションにも然るべき処罰が科せられるべきであると思う。
とにかく、あくまで運転者がお粗末であったのだ。
ちなみに、タスカンは1100kg・360馬力なのだが、車の過激さで言えば、過去の名車であるACコブラ427s/cはタスカンの比ではない。1035kgのボディに425馬力を絞り出す7000ccのV8エンジンを搭載している。

2003/7/29....【トラウマになりそう】

先日、非常に衝撃的な映像を見た。
「NHKスペシャル南極大紀行」の中で、南極の海の中にいるクリオネにそっくりの生物が紹介された際、オホーツク海に棲むクリオネの映像も併せて紹介された。それは、当初よく見るパタパタと羽根を羽ばたかせて海中を漂う映像であったのだが、その一瞬後、補食シーンにスイッチングした。
クリオネと同じ様に羽根を羽ばたかせて海中を漂う、羽根の付いたカタツムリのようなミジンウキマイマイが近くに来るやいなや、クリオネの頭頂部と見える部分がパックリ開き、その中からイソギンチャク風の6本の触手がグァバっと開いてミジンウキマイマイを包み込むように捕獲したのだ。
そのクリオネの変貌ぶりは、クリオネのイメージコピーである「流氷の妖精」とか「氷の天使」とかからは想像出来ないものであった。大袈裟ではなく、天使が一瞬にして怪物へ変貌するような感じなのである。
彼らは元々そういう生物なのだから、別にクリオネが悪いわけではない。しかし、そんな変身能力を持っている生物に対して「妖精」だの「天使」だのとイメージコピーを付けてほしくなかった、とだけは痛烈に感じた。
とにかく、クリオネを「流氷の妖精」と信じ切っている子供には、クリオネの補食シーンを見せないようにした方が懸命じゃないかな…。

2003/7/26....【スーパーサブ待望】

国会が茶番となっている。
もちろん、そんな事今に始まった事ではないのだが。
小泉政権になって以来、自民党内に与党気質と野党気質を併せ持つ構図が演出され続けているが、そのせいで野党の存在価値が非常に希薄だ。年内選挙が迫っているこの時期、何としても「野党ここにあり」を演出する必要に駆られての内閣不信任案提出だったのだろうが、演出意図ばかりが目立つ行動と成り下がるのみであった。この行動に何かしらの効果を期待していたのだとしたら、はっきり言って現野党のブレーンは愚かすぎる。
その点、自民党のブレーンはスゴイ。
森政権中期、支持率の下降に歯止めがかからなくなるや否や、逆に森元首相の印象を極力下げる事に努める事によって、次期政権への潜在的期待度を上げさせた。その次期政権である小泉内閣では、挙党態勢を避け、党内に抵抗勢力がある事を強調する事によって、自民党内に与党気質と野党気質があることを国民にアピールし、野党を必要としない政局を作り上げてしまった。もちろん、それらは「策ありき」ではなく、災いを巧く福となさしめる策であったのだろうが、巧みな策であった事には違いない。
策を施すべき時には、党内の勢力争いに明け暮れているだけだった民主党は、言うことは綺麗事、やる事は自民と相違ないのだと国民にバレてしまっている。このタイミングで自由党が民主党に合流する意図も見えないが、最近、小沢党首の影すら薄い自由党だ。どの道、民主党も自由党も改選後は議席を減らすのだろう。
僕は小泉首相を除く自民党が嫌いだが、現野党も愚かで好きにはなれない。
スーパーサブと期待できるような野党第一党が出現する事はないのだろうか…。

2003/7/22....【有効活用するほど縮まる寿命】

2年ほど前より、MacにはiTunesというMP3などの音楽用ファイルをエンコード(録音?)したり、再生したり、ライブラリしたりできるアプリケーションが付属してる。Windowsマシンにも最近は同様のソフトがバンドルされているだろう。また、AppleのiPodのブレイク以来、ポータブルHDDMP3プレーヤーもメジャーになったようだ。という訳で、所有CDの楽曲をパソコンでMP3化して、パソコンで鳴らしている人がとても増えている事だろうと思うが、それについて一言。
HDDは、CDのように半永久の寿命(厳密には違うが、それについては2003,6,15のコラム参照)を持っていない。
使えば使うだけ寿命は縮まる。
仕事で1日中HDDを回しっぱなしにして4・5年も経てば大往生間近と考えて、それなりの対処(バックアップなど)をしていないと、突然お釈迦になってデータ喪失して泣くだけでは済まない事になる、というレベルの寿命なのだ。
一般家庭にあるパソコンの稼働時間は、仕事で使うレベルとはかけ離れているので、HDDの寿命の前にパソコンの能力の限界が先に来ていたのがこれまでの状況だとすると、普通の人がHDDの寿命の事など考える必要は無かったのだが、ラジカセ(死語?)代わりにパソコンで音楽を鳴らすとなると、そうも言ってられないだろう。動画や音楽の再生は、ネットブラウズやメールなどとは比べものにならない程のストレスをHDD(に限らず)に与えることになるのだから当然だ。
僕も最初の頃は興味本位でiTunesを使ってバックグラウンドで音楽を鳴らして作業したりしていたが、最近はさすがにやっていない。もちろんHDDの寿命を縮めてしまうのが怖いから。
要するに、パソコンに接続するスピーカーなんて超音悪いし、やっぱ音楽はピュアオーディオ・ステレオシステムで聴くのが一番ですよ、と言いたかったのだ。HDDの寿命なんて余計な精神不安定要素も考えないで済むしね。

2003/7/17....【出会わぬ事への疑問、出会う事の違和感】

皆さん、二千円札ってご存じだろうか。一般的な社会人であれば当然ご存じであろう。では、手にした事があるだろうか。
7/19で発行から丸三年を経過する二千円札だが、僕の場合、これまでに銀行のATMで強引に二千円札が出てくるようにした時が一度、コンビニで釣銭として受け取ったのが一度、計二度しか出会った事がない。銀行ATMの場合は、僕の意志によって入手したという経緯なので、意図せずに出会ったのは、たったの一度きりという事になる。しかも、それは発行し始めの頃の事なので、僕的には二年半以上は二千円札を見ていない。つーか、「7/19で三年経過」というニュースを見るまで二千円札の存在をすっかり忘れていた。
通常に流通しているはずの貨幣が、これほど存在感が薄くなっていてイイのだろうか。
まぁ、イイのだろう。
流通しない原因を「自販機などで使えない利便性の悪さが原因ではないか」と分析されているらしいが、僕はそんな事ではないと思っている。
以前、コンビニで釣銭として二千円札を貰った時、貰う僕も、そしてきっと渡す店員も、結構な戸惑いを感じていた。
その戸惑いの原因は、日本にはこれまで「2」の単位の貨幣は無かった、その違和感からの戸惑い、要するに貰った額の計算を意識的にする必要にかられる違和感からの戸惑いだろう。8千円のお釣りを貰う際、五千円札と二千円札と千円札を1枚ずつ渡されたら、普通の人は、その紙幣の合計額の計算に一瞬でも脳を使ってしまわざるを得ないはずだろうから。
5という数字は、次桁の半数というちょうど良い区切りなので扱い易かったのだが、そこにさらに次桁の1/5という区切りが出来るとごちゃごちゃ(煩雑化)するから面倒。そんな感じかな?
2円玉とか20円玉、200円玉とか出てきたら、そりゃもう大変な事だ。そういう意味で、二千円札が流通しない事は歓迎すべき事だろう。(笑)
何故出会わないんだろうと疑問に思いつつ、出会うことなく過ごしている事に安堵する。
僕にとっての二千円札とはそんなモノだ。

2003/7/14....【乗り放題ならマイナー高速道も価値あり?】

北海道の高速道路の乗り放題チケット、道内全区間5日間乗り放題(普通車1万円)、札幌旭川区間3日間乗り放題(同5500円)の二種が発売されるそうだ。巨額負債、運用無視の道路計画、ETC普及の為にハイカを強引に廃しするなど、日本道路公団については悪評以外聞けない昨今だが、その悪評緩和のためか、借金持ちで我が儘なケチにしては良い企画だと思う。
北海道では本州と違って高速道路が少ないので、高速道路で北海道一周なんて事はできないのだが、それでも札幌からどこに長距離ドライブに行くにも重宝しそうだ。何より「高い」と感じない価格設定が良い。
北海道の高速道路は、主要幹線である旭川~札幌~苫小牧や札幌~小樽でさえ、渋滞しているのを見た事がなく、まして支線に至っては他の車に出会うこともない事さえ、いやその存在すら知らない事もあるのだから、こういう乗り放題企画で利用率を上げて、存在意義を主張しなきゃね。
ここで、予想を一つ。
この企画、いずれ「ETC利用者に限る」とかの制限が付くと思う。
この企画が当たれば当たっただけ、その可能性が高まるだろう。
所詮は借金持ちで我が儘なケチだしね。

余談だが、今回よりコラムに標題を付けてみる事にしました。


2003/7/10....

ちょっとデジカメ話の続き。以下の内容は全て一眼レフの話。
フィルムカメラの場合、最低限の機能さえあれば、カメラ本体の能力差が作品に影響をもたらす事は無かった。撮影者の能力・感性を除くと、作品に影響をもたらす要素は「レンズ」と「フィルム」だけなのだ。
本体の能力差は、単に「撮り易さ」にのみ影響をもたらすだけとも言える。
いや、本体の能力差で生まれる「シャッタースピードの能力差」についてだけは作品に影響をもたらす要素であるのだが、これについてはフィルム感度とレンズの明るさである程度までなら補える事を考慮すると、やはり重要なのはレンズとフィルムなのだ。
そこでデジカメを思い出してみよう。
デジカメは、カメラ本体内部にある撮像素子(CCD・CMOSなど)がフィルムの代わりとして画像を作り、本体内記憶媒体に記録する機械。
よって、デジカメはフィルムがいらない。
言い換えれば、フィルムカメラにおけるフィルム要素をカメラが内蔵している、と言える。
って事は、デジカメの場合、カメラ本体内の撮像素子の能力差が作品に影響をもたらす、のだ。
また言い換えれば、撮影者の能力が同じであれば、良いカメラを持っている方が良い絵を撮れる、と言える。
う~ん、こりゃマイッタ。
高い機体を買う動機として、これ以上ない自分に対しての言い訳になっちゃうなぁ…。

2003/7/8....

前回コラムが余談で終わってしまったので、本題へ。
僕がデジタル一眼レフ選びで譲れないファクターは以下の通り。

1.撮像素子(CCDやCMOSなど)のサイズが35mmフィルム相当である事。
デジタル一眼レフに限らずだが、撮像素子のサイズは大きいほど高画質・高感度となる。また、ボディやレンズが35mmフィルム用なのだから、デジタルの撮像素子も35mmフィルムサイズである方が理想的だし使いやすい。
2.記憶媒体にマイクロドライブ(MD)も使用可能な事。
MDとは、コンパクトフラッシュ(CF)と同サイズの小さいハードディスクドライブ(HDD)の事。最大1GBの容量があるので、CFなどの256MBよりも大容量であり、また低コストでもあるから。

3.パソコンとの接続にIEEE1394(FireWireやiLink、またはDV端子とも言われる)がある事。
速くて安定したインターフェイスだから。USBのように遅くて不安定なインターフェイスが嫌いだから。

4.RAW(撮像素子の生データ)展開ソフトが同梱されている事(もちろんMac対応で)。
余計な事にお金を掛けたくないというのはもちろんだが、それ以前に、現在のデジタル一眼レフにおいて一番理想的であり、また撮像素子の生データという、そのマシンの一番純粋なデータ形式を純正同梱品だけでは見られない(展開できない)とするメーカーの姿勢を理解できないからだろう。エントリーモデルなら諦めもつくが、コンタックスのN DIGITALの本体価格80万円もするのに別売りってどういう事? って感じしませんか?

5.レンズマウントに対応するレンズ群、特に単焦点レンズの充実。
例えば、Canonのデジタル一眼レフを買うと、当然Canonのレンズ群から使用レンズを選ぶわけだが(サードパーティー製はズームレンズが主なので取り敢えず無視)、その中で僕の使いたい焦点距離のレンズが、僕が求めているよりハイスペックで高価な物か、僕が求めているよりロースペックで安価な物しかないのだ。となると困るから。

これまで銀塩フィルムの一眼レフカメラはコンタックスを好んで使ってきたのだが、上記の条件を考慮するとコンタックスを選べなくなってしまった。まぁ、コンタックスの場合、僕の持っているレンズはマニュアルフォーカス(MF)用なので、どのみちレンズ資産を活用できないのだから、どのメーカーでも構わないのだが。
そこで上記条件は全てクリアしていて現在興味を引かれているのが「Kodak DCS Pro14n」。
その実勢価格690,000円也。(もちろんレンズ別)
中古車買えるな・・・・。
今後35mmフィルムサイズ撮像素子がデジタル一眼レフの主流になっていくだろうから、あと2年もすれば半値まで下がるでしょ。と願っての待ちの一手ですかな。

2003/7/5

最近の僕の物欲を刺激する物として、このコラムで何度か取り上げた「DVD・HDDハイブリッドデジタルレコーダー」と、もう一つ「デジタル一眼レフカメラ」がある。
そこで、デジタル一眼レフについて書こうと思っていたのだが、その前に余談を一つ。
最近、コンパクトデジカメが500万画素を超え、携帯電話のカメラでさえ100万画素だというから呆れた。いや、もちろんこの呆れは「無駄な事してるわ」って意味で、本当に呆れているのだ。 コンパクトデジカメも携帯電話のカメラも画素数が増える一方、レンズの解像度はそれほど変わっていない。それもそのはず、画像素子(CCDやCMOSなど)の技術革新性能向上は、新しい技術なだけに日進月歩だが、現在のレンズの性能は、長年の技術革新性能向上の末にあるものなので、そうそうレベルアップなどしないのだ。しかも市場のニーズで小型化を強いられる事によって、一番スペースを必要とする光学系の場所が省かれる事になるので、解像度向上の余地もない。
よって、それらの撮像素子はボケた画像を読み取らされている事になる。
コンパクトデジカメにおいての撮像素子の高精細高密度化は、マーケティング云々を無視して機能にのみ注目すると、ただ単にピクセル数の多い大きい画像を得る為だけであり、高画質になるのではない事を覚えておいてほしい。そういう意味で言うと、携帯電話の100万画素は、17インチのCRTモニタ一杯の画像を得られるとも言えるので、超低画質であっても無意味ではないのかもしれないが(でも50万画素(約800×600pixel)で十分とも思うが)、コンパクトデジカメに500万画素(約2500×2000pixel)のボケボケの大画像作らせるのはどうかと(アホかと)思ってしまうのだ。
要するに、コンパクトカメラ型のデジカメであれば、レンズの能力限界的にも、また得られる画像サイズの利用限界(一般家庭にあるのはA4プリンタと考えて)的にも300万画素程度、携帯電話カメラは100万画素以下程度で最適であり十分だと言いたいわけなのだった。
ちなみに、一眼レフタイプのデジカメの撮像素子の面積は、コンパクトデジカメの約4~8倍以上もあり、しかも、レンズは解像度や画質、明るさ、色を徹底して追求されて設計・製造されているので、1300万画素以上の撮像素子ですら能力を十分に発揮できるようになっている。まぁ、銀塩フィルムの撮像能力は1600万画素相当(実際は600万画素相当なのだが、デジカメの撮像素子は1ピクセルでRGB(またはCMY)を読み取るのではないので、デジカメ換算すると実質約3倍となる)それ以上なのだから当然と言えば当然といえよう。

2003/7/3

ニュースによると「ソニーは出遅れたDVDレコーダーの生産で国内シェアトップになることを宣言(現在首位は松下電器産業)」したという。切り札は、先頃発表されたプレイステーション2にDVD(HDもかな?)レコーダー機能を付加し、外観もシックにデザインし直された新製品「PSX」との事。
しかし以前、買い換え需要を得る為に一部壊れやすく作られているんじゃないかと一時期噂になった「ソニータイマー(実際はソニーに限らずなのだが)」が、プレイステーション(1も2も)に掛けられているんじゃないかと不信感を抱かせている昨今、要するにソニーのゲーム機の耐久性が疑われている昨今、DVDレコーダー機能を付加されて高価になったPSXも同様に耐久性低いんじゃないか、と疑い敬遠する人が多いんじゃないだろうか。
またPS2は、その登場当初「新型ゲーム機」としての大きな価値があり、さらに「DVDも見られます」という付加価値もあって売れたはずだが、PSXにはその「ゲーム機」としての新鮮さはまるでない。ゲーム機としてのPS2を欲しいと思う人は、ほぼ全てが既にPS2を所有していると言っても過言ではないであろう現状では、PSXにおけるゲーム機能は、とても希薄な付加価値でしかない。さらに、前述した耐久性が不足しているイメージもある。
DVD普及の原動力となったPS2のように売れないのはもちろんだし、DVDレコーダーのシェア獲得の切り札にだってなろうはずもない。もしこれがソニーの本気なのだとしたら、昔の先読みのソニーからは考えられない安直な愚策だ。
僕は、ブラウン管に負けずにトリニトロンを作り上げたソニー、レコードに代わるCDというメディアを作り上げたソニーが好きだし、ベータ・VHS対決で松下勢に負けた後、MDとDCC(デジタルコンパクトカセットテープの略:松下勢が次世代カセットテープとして売り出したカセットテープ互換のデジタル音楽録再メディア規格)の規格対決で完膚無きまでに松下勢を叩き潰したソニーも好きなのだが、最近のソニーにはそういう先読みの先進技術を感じられない(blu-ray Diskくらいか)。PSX然り、ソニーは愚鈍な大企業に成り下がってしまたのだろうか。いや、そうではないと思いたい。
DVDレコーダー機能をゲーム機に付加するならば、PS3発売を前倒しして、そのPS3の付加価値とするくらいの思い切りを今のソニーには望みたいものだ。
ちなみに、DVDレコーダーのシェアトップが松下らしいが、はっきり言って松下のDVDレコーダーのシェアなんてすぐに下がると僕は思っている。つーか、DVDレコーダーの本命であるDVD・HDDハイブリッド機の普及の始点ででしかない現時点でトップシェア云々を主張するのは無意味でしょ。