Canon EF20mm F2.8 USM

フィルム時代にDistagon25mmで広角の楽しさを知り、さらにもっと楽しめるだろうと思って手を出した超広角レンズ。

超広角というけれど

EF20mm F2.8 USMは、Canonによると超広角レンズ群とされている。
確かに、ちょっと油断すると自分自身が写り込んでしまうから気を使うという点で、超広角を使っている気にさせるけど、写りに関しては特に異様さを感じさせない。
そういう意味で、さらに短い超広角群の14mmよりも、広角群の24mmのような異様じゃない画角の仲間のように思う。

広角だからこそ寄りで撮る

広角とは『広く撮れる』。
逆を言えば『小さく撮れる』レンズだ。
だから、物を撮る時でも、人を撮る時でも、普通のレンズを使っている時の被写体との距離では、主題が小さくなりすぎてしまうので、撮る時は寄るべきだ。
しかも、寄れば寄るほどに強く遠近感が出るので、寄れば寄っただけ効果のある写真となる。
その強調された遠近感は、とにかく非常にオモシロイ!!

2008年12月著

EF20mm F2.8 USM 作例01

Canon EOS 5D,
1/200, F3.5 ISO 200

EF20mm F2.8 USM 作例02

Canon EOS 5D,
1/160, F4.5 ISO 400

EF20mm F2.8 USM 作例03

Canon EOS 5D,
1/80, F3.2 ISO 400

EF20mm F2.8 USM 作例04

Canon EOS 5D,
1/30, F4.5 ISO 400