Carl Zeiss T* Distagon25mm/f2.8
どちらかと言うとくせ玉と言われるが、僕に広角の面白さを存分に教えてくれた貴重なレンズ。
購入までの経緯
プラナー85mm/f1.4の購入は即決定した。
予算はもう少しあったので、安い広角レンズと標準レンズでも買おうと思っていたのだが、標準レンズであるプラナー50mm/f1.4では、85mmと用途がかぶってしまう事に気付いて、少しイイ広角レンズ1本に絞ろうと思い、このディスタゴン25mm/f2.8を選んだ。
25mmという絶妙な焦点距離と、味として感じられる周辺減光
これまで、広角レンズをあまり重視することなくきたのだが、このレンズを使うようになってから、広角レンズの使用頻度は格段に上がった。
それがこのレンズのお陰であるとは言わないが、このレンズによって興味を引き出された事には違いない。
25mm(24mmも同様)という焦点距離の画角は、広角レンズ独特の遠近感強調効果が十分に発揮されつつも、画像の歪みはそれほど目立たないバランスの良い画角であると僕は思う。
絞り解放では、周辺部の光量低下や画質低下が見られるが、僕には逆にそれが味として感じられるので、それについての不満は全く感じた事はない。
絞れば結構硬調な絵となるので、その使い分けも面白い。
コンタックスシステムへの夢と未来
コンタックスシステム導入当初よりずっと、プラナー85mmと、このディスタゴン25mmの二本体制で来たが、作画にはこの二本で十分事足りているし満足している。
欲を言えば、プラナー50mmとゾナー180mmの二本はいつか欲しいと思っていて、それらさえ揃えば、僕にとっての銀塩フィルムカメラシステムに関する物欲は完全に満たされるはずだ。
次はデジタル一眼レフカメラかな。
2002年頃著
Carl Zeiss T* Distagon25mm/f2.8
5Dを購入してスグに導入を検討していたEOS-Y/Cマウントアダプタを、5D Mark II購入後にヤフオクでゲット。
復活の理由
その理由は、マウントアダプタ購入当時にはまだ5D Mark IIでの動画撮影時にマニュアル露出を設定できなかったためだ。
完全なプログラムオートでしか撮影できず、シャッタースピード、絞り、感度が勝手に変わってしまっていた。
シャッタースピードや感度はまだしも、絞りを変えられてしまうと、意図した絵が撮れない。
そこで、『今こそカールツァイスを活かす時だ!!』と勢いづいて、PlanarとこのDistagon用にマウントアダプタを2つ購入した。
マウントアダプターが届く前にファームウェアがアップデートし、マニュアル設定可能になってしまったのだけど…
純正レンズで動画マニュアル露出設定が可能とはなったけど…
デジタルに移行した当時から、カールツァイスを死蔵させておくつもりはなかったので、これを機に地道に活用していくつもり。
2009年7月頃著