SIGMA 24-70mm F2.8 EX DG MACRO

開放2.8通しの標準ズームレンズ。純正Lレンズが高過ぐる故に選んだ一本。斜光に弱くてデッカイゴースト出すけど、使いやすいレンズであるのは間違いない。

純正が高過ぎる故に…

このレンズを当時幾らで買ったか正確には忘れてしまったけど、確か5万円未満だったと思う。
そして、このレンズと全く同じ焦点距離、全く同じF値の純正レンズが15万円超。
その差3倍。。
その純正レンズは、描写や耐フレアに定評がある名レンズだけど、価格が3倍も違うのだから、高評価だからというだけでホイホイ買える程に僕は裕福じゃない。
それなりに悩みつつも、すんなりと純正は諦めてコレを選んだ。

見たことのないでっかいゴーストが出現!!

使いやすい焦点距離で、融通の利くF値だから、当然出番は多い。
僕はあまりズームレンズを信用していない質なんだけど、それでも何本もレンズを持つのが億劫な時は、コレ一本でやっつける。
画質はズームレンズという事と価格を考慮すれば十分。
だけど、ある時斜め前方斜め上に太陽がある準逆光で撮影した写真を見て愕然とした。
写真の1/6程が、まるで感光させてしまったかのような模様が入っていたから。
ゴーストですね。
改めて絞って撮ってみたけど、あまり変わらず。

その他、照明を使った撮影でもフレアで色がボンヤリして締まりがない。
準逆光や逆光での撮影が苦手なレンズなんだと思う。

以降、光源位置にはかなり気を付けて使わざるを得ないレンズとなった。

それでも出番が多く、それだから純正が欲しくなった一本

広すぎず狭すぎない広角側24mmと、微妙に短いけど使えない事はない望遠側と、その昼間にある標準域、そして暗くない開放F値なんだから、光源位置さえ気を付ければ便利この上ないレンズである事は間違いない。
コストパフォーマンスも高いし。
今回、このサイトを立ち上げるにあたってデジ一ファイルのExifデータをチェックしていたら、このレンズで撮った写真が自分で思っていたよりも多くて驚いた。
でも、ゴーストのトラウマは、ズームを信用できない気持ちにトドメを刺した事も間違いない。

だからこそ、逆光に強いという純正EF24-70mm F2.8L USMへの憧れは募る。
ただそれだけじゃなくて、IS(手ぶれ補正機構)が付いたら3倍の価格差も納得できそうなんだけどなぁ。。

2008年12月著


SIGMA 24-70mm F2.8 EX DG MACRO 作例01

Canon EOS 5D,
1/100, F3.5 ISO 1600

SIGMA 24-70mm F2.8 EX DG MACRO 作例02

Canon EOS 5D,
1/50, F3.2 ISO 400

SIGMA 24-70mm F2.8 EX DG MACRO 作例03

Canon EOS 5D,
1/125, F4.0 ISO 400

SIGMA 24-70mm F2.8 EX DG MACRO 作例04

Canon EOS 5D,
1/1300, F5.6 ISO 200