Canon EF100mm F2.8 Macro USM
中望遠として使える焦点距離と等倍撮影可能なマクロレンズとしての活躍を期待して買ったレンズ。
ここ一番で欠かすことのできないシャープな描写が魅力。
本職はマクロレンズだけど・・・
EF100mm F2.8 Macro USMは、その名の通り紛う事なきマクロレンズ。
SIGMAやTAMRONなどのズームレンズに冠されているMACROのような「なんちゃってマクロ」ではなく、等倍撮影可能な真っ当なマクロレンズだ。
等倍撮影とは、被写体の大きさと同じサイズをフィルムや撮像素子に投影できるという事で、実際撮ってPCのディスプレイに等倍表示させると凄まじく大きく精彩に撮す事ができる。
が、僕は花を撮ったり昆虫を捕ったりする訳じゃない。
等倍撮影なんて、面白半分に撮ったものだけで、作品や仕事として撮った事は今までに一度もない。
しかし、それでも最短撮影距離が短いのは嬉しいからこのレンズを使っている。
しかも、非常にシャープな写りで、僕の持っているCanon用のレンズの中では、その解像感が必須だと思われるシーンで好んで使い、その期待を裏切られた事はない。
邪道な使い方なのかもしれないけど
下の作例を見てもらえればわかるように、ポートレート的な撮影でよく使う。
ボケが綺麗である事や、ピントのきているところのシャープ感が魅力で、同様のシーンで使用するSIGMA 24-70mm F2.8 EX DG MACROが斜光へのフレアに対する不安がある事から、中望遠でビシッと撮りたい時には、面倒でもレンズを交換している。
購入時に、「いざという時のためのマクロ」、「基本は中望遠レンズとして」という僕の思惑通りの使えている事が嬉しい。
ただ、油断すると手ぶれしてしまうので、IS付きが出る事があれば買い替えたいとも思っている。
2008年12月著